東京大学谷口研究室・朝日新聞社共同調査
東京大学谷口研究室・朝日新聞社共同調査(東大谷口研・朝日調査,2005年以前は東大蒲島=谷口研・朝日調査)は,2003年から衆院選・参院選の際に実施されている有権者調査と政治家調査のふたつからなる,世界的にも稀少なデータセットです。 このサイトは,本調査データを公開し,広く学術研究に用いていただくことを目的として開設いたしました。
有権者調査と政治家調査で共通の質問項目を数多く設けることにより,有権者と政治家の政治意識を直接比較できます。 また,過去の調査と同じ質問項目が多く含まれており,有権者や政治家それぞれの時系列的な意識変化も追跡可能です。 従来,政治家対象のアンケート調査には低回収率という大きな問題がありましたが,本調査は新聞社の選挙報道と連携することによってこの課題を克服し,候補者からの有効回収率が9割を超える,ほぼ全数調査と言い得る水準を達成しました。 調査にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
本調査データは,小泉政権,政権交代,第二期安倍政権をはじめとする政治変動の記録として,多くの方々の研究に役立てられてこそ,真価が発揮されるものと考えております。 利用許可申請は不要で,どなたでも無料でダウンロードしていただけますが,ご利用になる場合は以下の条件にご同意いただいたものとします。
- 本データの使用は学術目的に限ります。
- 本データを用いた著作物等を公開される場合は「東大谷口研・朝日調査データを使用した」旨を明記してください。 また,1部を「〒113-0033 文京区本郷7-3-1 東京大学大学院法学政治学研究科谷口研究室」までお届けください。
- 本データ・コードブック・報告書の著作権は調査者に属します。許可なき再配布及び転載を禁じます。
- 本データは随時更新されます。データのダウンロードや分析に関するサポートは行っておりません。
分析結果
調査チームによる公式な分析結果報告書としては,朝日新聞掲載記事のほか,以下のものがあります。
- 谷口将紀『現代日本の代表制民主政治――有権者と政治家』東京大学出版会,2020年.
- 谷口将紀・淺野良成・大森翔子「2022年参院選――データが示す有権者の右傾化」『世界』第962号(2022年9月)pp.142~151.
- Asano Takaaki, Kaneko Tomoki, Omori Shoko, Takamiya Shusuke, and Taniguchi Masaki, "Predictable Crises Shape Public Opinion: Evidence from the COVID-19 Natural Experiment," Journal of Elections, Public Opinion and Parties 31(S1): 311-320.
- 谷口将紀・金子智樹・高宮秀典・築山宏樹・淺野良成・川口航史「二〇一七年東京大学谷口研究室・朝日新聞共同調査」『国家学会雑誌』第131号第9・10号(2018年10月)pp.51-81.
- 谷口将紀・築山宏樹・金子智樹・高宮秀典「2016年参院選――政治的貯金の使い途をどうする?」『世界』第887号(2016年10月)pp.119-127.
- 谷口将紀・三輪洋文「2014年衆院選――熱狂なき与党圧勝の背景」『世界』第867号(2015年4月)pp.188-197.
- 谷口将紀・梅田道生・孫斉庸・三輪洋文「2012年衆院選・2013年参院選――民主党票はどこに消えたのか」『世界』第849号(2013年11月)pp.220-229.
- 谷口将紀・境家史郎・大川千寿・上ノ原秀晃「2010年参議院選挙――民主政権に吹く秋風?」『世界』第809号(2010年10月)pp.58-69.
- 谷口将紀・上ノ原秀晃・境家史郎「2009年総選挙――誰が自民党政権を終わらせたのか」『世界』第798号(2009年12月)pp.74-84.
- 谷口将紀・上ノ原秀晃・大川千寿「2007年参議院選挙――安倍政権の死角、新政権の課題」『論座』第150号(2007年10月)pp.50-61.
- 谷口将紀・蒲島郁夫・菅原琢「2005年総選挙――自民にスウィングした柔らかい構造改革派」『論座』第126号(2005年11月)、pp.93-104.
- 菅原琢・谷口将紀・蒲島郁夫「自民党から「ハト」が逃げた」『論座』第114号(2004年11月)pp.224-37.
- 蒲島郁夫・谷口将紀・菅原琢「限界に達した?小泉マジック」『論座』第108号(2004年4月)pp.18-34.
調査チーム
有権者調査
調査年 | 調査責任者 | マネージャー | |
---|---|---|---|
2003年 | 蒲島郁夫 谷口将紀 |
菅原琢 | |
2004年 | |||
2005年 | |||
2007年 | 谷口将紀 | 上ノ原秀晃 | |
2009年 | |||
2010年 | 大川千寿・上ノ原秀晃 | ||
2012年 | 梅田道生・川口航史・孫斉庸・三輪洋文 | ||
2013年 | 梅田道生・孫斉庸・三輪洋文 | ||
2014年 | 三輪洋文 | ||
2016年 | 築山宏樹・金子智樹・高宮秀典 | ||
2017年 | 築山宏樹・金子智樹・高宮秀典・川口航史・淺野良成 | ||
2020年 | 淺野良成・大森翔子・金子智樹・高宮秀典 | ||
副責任者 | 事務局・幹事 | ||
2022年 | 大森翔子・淺野良成 | 原文聖・高宮秀典 | |
202x年 | 大森翔子・淺野良成・高宮秀典 | 眞柳駿人・西田尚史・張睿軒・ 曽我部沙也加・佐々木大 |
政治家調査
調査年 | 調査責任者 | マネージャー | |
---|---|---|---|
2003年 | 蒲島郁夫 | 山本耕資 | |
2004年 | |||
2005年 | |||
2007年 | 谷口将紀 | 大川千寿 | |
2008年 | |||
2009年 | 境家史郎 | ||
2010年 | |||
2012年 | 梅田道生・川口航史・孫斉庸 | ||
2013年 | 梅田道生・孫斉庸・三輪洋文 | ||
2014年 | 三輪洋文 | ||
2016年 | 築山宏樹・金子智樹・高宮秀典 | ||
2017年 | 築山宏樹・金子智樹・高宮秀典・川口航史・淺野良成 | ||
2019年 | 淺野良成・大森翔子・金子智樹・高宮秀典 | ||
2021年 | 淺野良成・大森翔子・金子智樹・高宮秀典・原文聖 | ||
副責任者 | 事務局・幹事 | ||
2022年 | 淺野良成・大森翔子 | 原文聖・高宮秀典 | |
202x年 | 淺野良成・大森翔子・高宮秀典 | 眞柳駿人・西田尚史・張睿軒・ 曽我部沙也加・佐々木大 |
2022年参院選
有権者調査(2023年実施)
コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2021年衆院選
有権者調査(2022年実施)
コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2019年参院選
有権者調査(2020年実施)
コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2017年衆院選
有権者調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2016年参院選
有権者調査
2014年調査をご覧ください。
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2014年衆院選
有権者調査
(1)2014年衆院選,(2)2016年参院選の2波パネル調査コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2013年参院選
有権者調査
2012年調査をご覧ください。
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2012年衆院選
有権者調査
(1)2012年衆院選,(2)2013年参院選の2波パネル調査コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2010年参院選
有権者調査
2009年調査をご覧ください。
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2009年衆院選
有権者調査
(1)2009年衆院選,(2)2010年参院選の2波パネル調査コードブック: | Download |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | Download |
データ: | Download |
2007年参院選
有権者調査
(1)2007年4~5月,(2)選挙前,(3)選挙後の3波パネル調査コードブック: | 『日本政治研究』第5巻1・2合併号をご覧ください。 |
データ: | Download |
政治家調査
コードブック: | 『日本政治研究』第5巻1・2合併号をご覧ください。 |
データ: | Download |
2005年衆院選
有権者調査
2003年調査をご覧ください。
政治家調査
コードブック: | 『日本政治研究』第5巻1・2合併号をご覧ください。 |
データ: | Download (SPSS) |
Download (csv) |
2004年参院選
有権者調査
2003年調査をご覧ください。
政治家調査
コードブック(Q1-Q9, 2022年4月公開): | Download |
コードブック(Q10・Q11): | 『日本政治研究』第5巻1・2合併号をご覧ください。 |
データ: | Download |
コードブックの訂正
ページ | 誤 | 正 |
---|---|---|
p.304「政党」 | みどりの党 | みどりの会議 |
p.303「投票日現在の年齢」 | 51歳14人・52歳15人 | 51歳13人・52歳16人 |
p.302「Q10-1 変数名」 | defense | defence |
2003年衆院選
有権者調査
(1)2003年9月,(2)2003年衆院選,(3)2004年参院選,(4)2005年衆院選の4波パネル調査コードブック: | 『日本政治研究』第2巻1号(1)(2)(3)・第3巻1号(4)をご覧ください。 |
データ: | Download |
注意:複数回答や選択肢間に〇を付けた場合に「0.5刻み」のコードを入れたり,回答間に矛盾がある場合(例,棄権した人が投票政党を回答。支持政党と拒否政党が同じ)でも回答されたまま入力してあったりする箇所があります。
政治家調査
(1)2003年7月衆議院議員調査,(2)2003年衆院選候補者調査コードブック: | 『日本政治研究』第2巻2号をご覧ください。 |
データ(1): | Download |
データ(2): | Download |
コードブックの訂正
ページ | 誤 | 正 |
---|---|---|
p.205「F2 年齢」の変数名 | f010100 | f010200 |
p.205「F2 年齢」のコード | 記載無 | 1. 20-24歳~ 8. 70歳以上 |